
レボ立坑機により、矢板支保工、ライナープレート等を使用しないで、円形ケーシングチューブを使用した立坑を構築する方法です。レボ工法では、本体及びカウンターウエイトから反力を取り、油圧ジャッキによって分割型ケーシングチューブを揺動圧入し、クラムシェル等で掘削します。

ケーシングを本体に据え付け、揺動圧入していきます。
水圧バランスを保ちつつ、ケーシング内の土砂を水中掘削します。
再びケーシングを接続し、揺動圧入していきます。
再びケーシング内の土砂を掘削した後、底部にトレミー管を使い水中コンクリートを打設します。
水中コンクリート打設後、ケーシングをG.L.まで引き抜き、コンクリート硬化後にケーシング内を水換えすれば立坑が完成します。

 |
装置がコンパクトで、占有面積が小さくてすみます。また、本体重量が
3.4tと軽量なため、4t車にて運搬可能です。 |
 |
市街地での工事でも従来の工法と比べて近接構造物や障害物等の影響を受けにくく、覆工板等の使用により効率的に作業がすすめられます。 |
 |
圧入を先行させるため、先堀りにならず、ボイリング等の発生が少なくてすみます。ケーシングの圧入・
引抜は油圧駆動のジャッキで行いますので、無振動、 低騒音で作業が進められます。 |
 |
立坑が小さいので、工事がスピーディにでき、低コストで仕上がります。
|

 |
レボ立坑機 |
最大圧入力 |
10ton |
最大引抜力 |
64ton |
揺 動 力 |
48ton-m |
本 体 重 量 |
3.4ton |
主 要 寸 法 |
L 3300 ×W 2300 ×H 1054mm |
|
ケーシング呼び径 |
φ1500、φ1800、φ2000 |
カウンタウエイト |
10.6ton(1.7ton×4, 1.9ton×2) |
掘削機 |
油圧クラムシェル(テレスコピック型) 0.25m3、0.3m3、0.4m3 |
電機溶接機 |
交流アーク溶接機(手動) ディーゼルエンジン付 300A |
仮設ケーシング |
φ1500(1m×2本)
φ1800(1m×2本)
φ2000(1m×2本) |
|
|